任意整理をした場合のクレジットカードに関するQ&A

文責:所長 弁護士 大澤耕平

最終更新日:2024年05月01日

Q任意整理の対象としたクレジットカードは使えなくなるのですか?

A

 任意整理の対象となっているクレジットカードは、弁護士への依頼後使えなくなります。

 正確に言えば、使おうと思えばしばらくの間は使えてしまうかもしれませんが、任意整理をすると言っておきながらそれと矛盾する借入れ行為を行うことになってしまいますので、絶対に使ってはいけません。

 カードを利用する時点で約定どおりの返済をする意思がないということになりますから、悪質性が高い場合には詐欺だという指摘を受けかねず、その後の任意整理自体にも影響が生じてしまうと考えられます。

Q任意整理の対象としなかったクレジットカードであれば、使っても大丈夫ですか?

A

 任意整理は一部の債権者のみを対象として手続を行うことができるので、任意整理をしていないクレジットカードが存在することがあります。

 このクレジットカードについては、上の質問の場合と事情が異なりますので、絶対に利用してはいけないわけではありません。

 ただし、すでに任意整理という手続を行っている状況にありながら、なおも借り入れを増やすような行為を行うことは望ましいとはいえません。

 また、後述のようにいずれにしてもカードが利用できなくなることがあります。

Q任意整理の対象としなかったクレジットカードは使えなくなるのでしょうか?

A

 任意整理をすると、その旨が信用情報機関に登録されます。

 新たにクレジットカードを作ったり新規にローンを組んだりする際には、信用情報機関の情報が参照されることになるため、情報登録後は基本的に審査に通らなくなります。

 他方で、すでに発行されているクレジットカードがどうなるかについては、いくつかパターンがあります。

 任意整理の対象としなかった会社も定期的に信用情報機関の情報を閲覧しますので、任意整理していることがわかれば直ちにクレジットカードの利用を停止させることもあります。

 他方で、次の更新まではこれまでどおり使えるということもあります。

場合によっては更新すらも行えたというケースもあります。

 最終的にはクレジットカードを発行している会社の判断ということになるので、一概には言えないところです。

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